みなさんこんにちは!毎日ワイン食堂ソムリエのひかるです。
最近ではスーパーでも数多くワインが並ぶようになりました。
でも「種類が多すぎてどれを選んだら良いのかわからない!」なんてことありませんか?
今日はワインのなかでも赤ワインの選び方とおすすめワイン、赤ワインにあう料理を紹介していきます。
たくさんあって悩むのよね〜
これを読めば選びやすくなるよ!
ズバリ!最近お気に入りのおすすめ赤ワインはこれだ!
今回ご紹介するワインで特におすすめなのがこちらの3本!
・レ・クラパス ルージュ
あまり売っているのを見かけないワインですね!
シラーを主体としたしっかりとしたフルボディ。
飲みやすさの中に赤ワインらしい力強さがあって満足の1本でした!
・アッサンブラージュ・デュ・シュッド
誰にも愛される味わいの赤ワイン。初めて飲んだときにそう思いました。
ラベルの可愛さもいいですが中身もいいです!
・シャトー・メルシャン アンサンブル藍茜
日本の代表品種マスカット・ベーリーAを主体にしたワイン。
日本のワインは素晴らしい!日常の食事を合わせるワインとしては間違いのない品。
知っておくと得!赤ワインの選び方3つ
1.味わいから選んで見る
赤ワインは渋みの強弱で味わいが変わります。
そこに味わいの重さや酸味のボリューム、アルコールの強さをトータル。
どう感じるかを表現したのが「フルボディ」や「ミディアムボディ」です。
この「ボディ」を目安にワインを選んでみましょう。
- ガツンと濃い赤ワインが飲みたいと思えば「フルボディ」
- ちょうどいい感じの飲みやすい赤ワインが飲みたいと思えば「ミディアムボディ」
- サラッとあっさりとした赤ワインが飲みたいと思えば「ライトボディ」
を選んでみましょう。
よくみかける表現だね
重いとか軽いってことかしら?
この「ボディ」という表現は
ワインを女性的や男性的と表現したのが派生してそう呼ばれるようになりました。
- 渋みが強く味わいが濃く重厚に感じれば「フルボディ」
- 渋みが弱く味わいがあっさりとしていれば「ライトボディ」
- それらの中間が「ミディアムボディ」
口に含んだときの全体的な印象の表現なのであいまいさもあります。
あくまでもおおよその目安としてとらえるといいでしょう。
2.品種からえらんでみる
1000種類以上あるぶどう品種から実際にワインで使われている品種は50種類ほどです。
この品種からワインをえらんでみましょう!
日本でよくみかける10品種をリストアップしてみました。
お好みの味わいを見つけて試してみましょう。
スーパーでも見かける品種
ピノ・ノワール | かろやかな渋みで酸味が際立つエレガントさがあり 腐葉土やキノコの香りが特徴的 |
カベルネソーヴィニヨン | しっかりとした渋みでフルボディのワインが多いです。 青草やピーマンの香り |
メルロー | ボリュームのある渋みと酸味。 バランスがいい、プラムのようなまったりとした黒系果実の香り |
シラー | 骨太な渋みとミネラル感があります。 凝縮感のあるベリー系の香り、黒こしょうのようなスパイスも感じられる |
ガメイ | 軽めの渋みで酸味がチャーミング キャンディのような甘い香り |
サンジョベーゼ | しっかりとした渋みとキリッとした酸味のバランスがいいブドウ 軽やかなベリー系の香り |
モンテプルチアーノ | 渋みが豊富で酸味は控えめ 果実味が豊かで甘い香りとブラックベリーやスパイス感がある |
マルベック | 渋みは穏やかで酸味もある 干しぶどうのような凝縮された果実感やスパイス |
ジンファンデル | 力強い渋みと酸、糖度の高いブドウで甘口が多かったが 最近では重厚な辛口ワインもある |
マスカットベーリーA | 渋みはそれほどないが酸味が心地いい日本代表品種 イチゴや綿あめのような香りが特徴的 |
それぞれの特徴をざっくり掴んでおくと選びやすくなるでしょう。
気になるものだけ覚えればいいよ!
私はピノ・ノワール推しだわ!
3.国や産地から選んでみる
国や地域ごとで味わいの特徴があります。
好みの国、地域を見つけて選ぶ基準にするのもありですね!
日本のスーパーでも売っている国や地域のワインをまとめました。
国や産地別の特徴
フランス ボルドー | ミディアムボディからフルボディ 赤ワインはカベルネソーヴィニヨンとメルローのブレンドが多い |
フランス ブルゴーニュ | ピノ・ノワールのエレガントなライトボディからミディアムボディの赤ワインが主流 南方のローヌなどではグルナッシュなどのフルボディ お料理もワンランク上の食材であわせたい 年代(ヴィンテージ)をみて試すのも楽しみ |
フランス ラングドック | コスパの天国、安旨ワイン多数 赤ワインはグルナッシュやシラー、カリニャンなどが主流 ブレンドワインが多い デイリーユースで色々試せるコスパの良さ ペイドックと表示があればラングドックのワイン |
イタリア | 温暖な気候でバリエーションが豊富 比較的だが重厚なワインは北の方が多い印象 海に面している地域が多いので塩味を感じるワインも多数 |
スペイン | 果実が完熟して濃厚な味わいのワイン 元祖コスパワインの産地 海が近いこともあり海鮮を使ったトマトベースなどには抜群の相性 |
アメリカ | 90%がカリフォルニアで生産 糖度が高くてふくよかな果実味が凝縮したワインができる 甘味を少し感じられるワインも多く、初心者でも飲みやすい |
チリ | ブドウ栽培に適した土地で害虫や天候の被害をうけにくく 安定してコスパの良いワインができる バラエタルワインという単一品種が多く味わいがわかりやすい 食事とあわせやすいバランスのいいワインが多い 価格的にもデイリーユースがしやすい |
オーストラリア | 温暖で太陽をふんだんに浴びて育ったブドウ 味わいは濃厚でふくよかなものが多い 豊富なタンニンと果実味いっぱいのシラーズが有名 バーベキューや焼肉などにピタッリ |
ざっくりと覚えておくと参考になるよ!
お気に入りの国ができるとワインが選びやすいわ!
ちょっと頑張って!ワインラベルを読んでみよう
上記のようにワインラベル(エチケット)は国や地域によって表示方法は様々
おすすめは裏面に記載されている輸入元が作った情報。
わかりやすく表示されているものが多く
味わいであったり合う料理が書いてあったりします。
参考にすれば好みのワインにグッと近づけます!
最近ではかわいいエチケットも多くあり、エチケット買いもアリですよ!!
ラベルだけだとある程度知識がないとわからないこともあるよ……
ここまで書いてあるとわかりやすいわ!
赤ワインを美味しく飲むための3つのコツ
1.食事とワインはセット!ペアリングを考える
食事にあわせてワインを選ぶと一段とワインが楽しめます。
いい組み合わせに出会えるとワインと料理、双方の美味しさが増してより幸せな気持ちになれますよ!
基本的な組み合わせは
味付けの濃い料理や食材自体の味わいが濃い場合は「フルボディ」
ビーフシチューやステーキなど
フルボディのワインはタンニン(渋み)が強く
濃い味わいと合わせると旨味へと変わったり、食材の油脂を中和したりします。
ややしっかりとした味付けの料理などは「ミディアムボディ」
タレの焼き鳥や肉じゃが、トマトソースのパスタ、ピザなど
中間の味わいなのでマルチな飲み方ができますね。
産地も参考にしてみるといいかもしれませんね。
あっさりとした味わいには「ライトボディ」
ローストビーフなどの冷菜、天ぷらなど和食のお料理がむいてますね。
ライトボディのワインは酸味が引き立ったものが多く
お肉の旨味と軽めの油脂が引き締まった酸味とあいそうです。また食感的にも軽い料理の天ぷらもペアリングとしてグッドですね!!個人的にはまぐろ中トロのにぎり寿司とかもいけると思っています。
赤ワインは白ワインに比べると味わいは濃厚なので食事の後半にもってくるのがおすすめ!
2.温度で味わいは大きく変化する!温度に気をつける
一昔前は赤ワインを常温でと言われていました。
しかし最近では冷やして飲む赤ワインなど赤ワインの飲み頃温度は変化しています。
基本的には14度前後が望ましいですね。
味わい | 温度の目安 |
---|---|
「ライトボディ」 もしくはフレッシュで生産年が1、2年内のリーズナブルなワイン | 10度〜12度くらい |
「ミディアムボディ」 もしくはある程度の熟成で生産年から3年以上のもの | 13度〜15度くらい |
「フルボディ」 もしくはよく熟成した生産年から4年以上の高級なワイン | 16度〜18度くらい |
14度はけっこう冷たいよ!
ヒヤッとしてるくらいね。
3.知らないならもったいない!ワインは香りを楽しむ
ワインを飲む前にまずは香りを愉しんでみましょう!
ワインには色々な香りがあります。
まずは飲む前の香り、淹れたての一番新鮮な香り。
次に少しグラスを回してワインを動かします。やりにくい場合はテーブルにおいたままクルクルとワインを回します。これを「スワリング」といいます。すると先程とは違う香りが立ってきます。
次に口に含んで舌の上で転がします。口の中から鼻にかけて香りが広がります。
そして飲み込んだ後に残る香りはどうでしょう?すぐになくなりますか?それとも香りが残っていますか?これを余韻といいます。
大きなグラスで香りをより楽しめる!
鼻がすっぽりと入る大きめグラスを選ぶと香りが立ちやすく
味わいも良くなるのでおすすめです!
最近では手に入りやすい価格で販売しているので
ひとつもっておくとワインをより楽しめます!
香りの立ち方が変わるんだな〜
おすすめよね!
ソムリエおすすめの赤ワイン15選!
おすすめフルボディワイン
フルボディ3000円以上
1.ドメーヌ・デュ・パ・ド・レスカレット レ・クラパス・ルージュ 2015
シラーを主体としたしっかりとしたフルボディ
男性的な力強さを感じるワインでした!
フルボディ2000円くらい
2.コート・デュ・ローヌ ルージュ
スーパーでも見かけるようになった銘醸ワイン
凝縮された果実味と複雑味があるコスパのいいどっしりした味わいがあります。
このワインはスーパーでもみかけるようになりました!
フルボディ1000円くらい
3.ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネシラー
ラングドッグのカベルネソーヴィニヨンとシラーを使ったフルボディです。
1000円代でこの味わいは大満足!
4.デル・スール シラー レセルバ
チリのシラーを使ったバランスのいいワインです。
しっかりとした上にシラーらしいさわやかさがあります!
フルボディにおすすめのあう料理
鳥肝のワインソテー
材料
- 鳥肝 100g
- ニンニクチューブ 少し
- 塩コショウ
- フルボディの赤ワイン 50cc
作り方
- 鳥肝に塩コショウをしてフライパンで中火から弱火でじっくり5分くらいソテーする
- ニンニクチューブを入れて鳥肝と混ぜ合わせる
- 赤ワインをいれて少し煮詰めて完成!
おすすめのミディアムボディワイン
ミディアムボディ3000円以上
5.マルサネ・ルージュ ブリュノ クレール
ブルゴーニュのピノ・ノワールで造る
厚みのある果実味にキリッとした酸、程よいタンニンも感じられました。
本当にエレガントな1本!
ミディアムボディ2000円くらい
6.アッサンブラージュ・デュ・シュッド
とにかく飲みやすい!丁度いい赤ワインをお探しならこれです。
ラベルの可愛さもいいですが中身もいい!
酸とタンニンと中程度の味の濃さがバランスよくカジュアルな味わいになってます。
7.シャトー・メルシャン アンサンブル藍茜
日本の代表品種マスカット・ベーリーAを主体にしたワイン。
日本の日常の食事を合わせるワインとしては間違いのない品です。
スーパーでも日本ワインが充実してます。これはよくみかける!
8.コルビエール サン トリオル シャトレンヌ ルージュ
フランスラングドックのワイン。
赤い果実やスパイス感のあるエレガントな仕上がりになっています。
ミディアムボディ1000円くらい
9.キャンティクラシコ カーサ・ディ・ロッコ
イタリアを代表する銘醸ワイン。
ブランドされたバランスのいいワインですね。
キャンティは大体のスーパーでもみかけるね!
10.モンタネット メルロー
ブルーベリーやアメリカンチェリーのようなかわいらしい香りのメルロー。
デイリーでも飲めるコスパの良さがさらにいいですね。
11.アリキ ピノ・ノワール
タンニンとベリーの酸味がバランスよく力強いピノ・ノワール。
コスパは最強ですね!!
ミディアムボディにおすすめのあう料理
最近ではお好み焼きとのペアリングがはまっています!
おすすめのライトボディワイン
ライトボディ3000円以上
12.シルヴァン・モレ シャサーニュ モンラッシェ ルージュ
ブルゴーニュのピノ・ノワールで造られるすばらしいワイン。
ライトボディながら深みのある味わいがあります。
ライトボディ2000円くらい
13.フランス ラ プティット ペリエール ピノノワール
エレガントな酸味と赤いベリーの果実味がかわいらしい女性的なワイン。
ピクニックなどでサンドイッチなどのスナックとも相性がよさそうですね。
ライトボディ1000円くらい
14.ディーキンエステート ピノ・ノワール
フルーティーで口当りの良いライトな飲み口。
フレッシュ感がすごいです。
15.コノスル ピノ・ノワール クール
冷やして飲むピノ・ノワール
渋みはひかえめな造りでいきいきとした果実味が冷えたワインにぴったり。
新しい流れになりそうな予感がします。
コノスルのシリーズもスーパーでは定番ね!
ライトボディにおすすめのあう料理
カマンベールとフルーツトマトのフリット
近所のバル居酒屋にて食べました。めっちゃあう……
最後に
今日は最近おすすめの赤ワインを一気に紹介しました!
みなさんのお気に入りが見つかるとうれしく思います!
又、こんなワイン紹介してほしいなどありましたらご連絡下さい!
それではよいワインライフを!
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もっと増やしていきたいわね!
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