みなさんこんにちは!毎日ワイン食堂ソムリエのひかるです。
このサイトではワイン初心者でも楽しめるワインの知識を
わかりやすく楽しくお伝えします。
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ワインを楽しく学んでそれを共有することでいいコミュニケーションがとれます。
ただし、むずかしい言葉がならんでいるとちょっと煙たがられるかもしれません。
ブルゴーニュのエレガントなテロワールを感じる……
なんだか、うさんくいさいわね……
知らない人からしたらさっぱり分からないし、面白くもありません。
「あの人とワインを飲むとウンチクばっかりね……」なんてなってしまいます。
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やはりわかりやすい言葉でたのしく伝えるのが一番。
ワインのよさをわかりやすく楽しく伝えられるようになると
ビジネスやプライベートでも
「あの人とワインを飲むと楽しいね」と思ってもらえて
ただのワイン好きではなくて「ワインを一緒にたのしく飲めるひと」になって
「また会いたい」なんて思ってもらえたら最高ですね!
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さて、ワインを学ぶうえで大切なものがあります。
それは舌の経験値です。
実は高級なワインは初心者が飲むと美味しく感じられないことがあります。
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ワインの味わいはある程度の舌の経験値が必要です。
なるべく沢山の種類を飲んで舌の経験値があがると
いいワインの良さがわかるようになります。
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ただ、家庭でそんなに沢山のワインを飲むなんて難しいと思います。
そこでおすすめしたい良い方法があります。
それはワインイベントに参加することです。
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例えばワインメーカが主催の食事付きイベントでは3〜10種類ほどのワインが一度に味わえたり、比べたりできます。
試飲イベントでは複数のメーカーが出店しているとだいたい20〜30種類が一度に味わえます。
みんなで100種類のワインを飲むテイスティングイベントなどもありました。→ワインラヴァーのみなさ〜ん、試飲100本ノックにチャレンジしてみませんか
ホテルのワイン会やメーカーが主催する食事付きイベントであったり
酒販店がひらく大規模イベントなどがあります。
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お店やワインメーカーのアピールの場でもあり
通常では飲めないワインや高級なワインが飲めることがあります。
舌の経験値が一気にあがります!
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今日はそんなワインイベントの中でも圧倒的な種類と、驚愕のコスパで開催される
「リカマンワインフェスタ2022」にいってきました。
実際のワインイベントの様子をお伝えしたいと思います。
リカマンワインフェスタとは
京都を中心に全国に展開する酒屋「リカーマウンテン」が
年に一度、全国のワインメーカーを集めて行う試飲会。
その数は80ブース、約600種類程のワインが試飲できるイベントです。
関西のワインイベントの中ではかなり大きい規模のイベントです。
※正確には577種類あったそうです。おどろき!!
こんなに沢山!!すごい!
飲みきれないわね🍷
実際に飲んでわかること
ワインを実際に味わうことで香りや味わいの印象がつきます。
これが舌の経験値をあげます。
そして同時になん種類ものワインを比べながら飲むと
品種の違いや産地の違いを実体験として感じられます。
これはおおきな経験となります。
これを家でやろうと思えば何本も買ってきて同時に栓を空けることになります。
ワインは抜栓してしまえば数日で飲んでしまわないといけません。
そのまま置いておくと香りや味わいが損なわれます。
同じ日に何種類も飲み比べられる、これは最大の魅力ですね。
シャンパンが飲み比べられる
今回のワインフェスタの最大の魅力は、シャンパンが飲み比べができることです。
シャンパンは発泡性です。抜栓後はすぐに飲んでしまう必要があります。
価格的にも高級なものも多いので
家庭で飲み比べるのは難しい方が多いと思います。
しかしリカマンワインフェスであればシャンパンの飲み比べができてしまいました。
シャンパンのブースだけでも約30ほどあります。
普段飲み比べられないシャンパン。これはなかなかできない経験ですね。
エンクリ Encry
クリュッグとサロンに挟まれた奇跡の畑で造られる泡
「シャルドネの聖地」とも呼ばれるシャンパーニュの銘醸地コート・デ・ブラン地区の中心に位置する「ル・メニル・シュル・オジェ」にイタリア人のエンリコ氏とナディア氏が2004年に立ち上げた新進気鋭のメゾン「エンクリ」
フィリップ・ガメ Philippe Gamet
親から子へ受け継がれた、家族経営のRM
シャンパーニュの聖地エペルネのすぐ隣ヴァレ・ド・ラ・マルヌにある3つの村の畑を所有する「シャンパーニュ・ガメ」
アンリブラン H.BLIN
受賞歴多数!高品質シャンパーニュ
ワイン・エンスージアスト誌にて 2015年ベストバイ・オブ・ザ・イヤー 世界トップ100に選ばれたシャンパーニュを 造りだす超実力派メゾン「アンリブラン」
ドヤール・マエ Doyard Mahe
女性醸造家が造るサステナブルシャンパーニュ!
1927年創業、コート・デ・ブランにて4世代続くRMのシャンパーニュメゾン『ドヤール・マエ』1991年から 「サスティナブル」栽培法を取り入れ、現在では所有する6haの畑は全て減農薬栽培。
コラール・ピカール Collard Picard
樽熟の名手が造るシャンパーニュ!
ヴァレ・ド・ラ・マルヌのコラール家とコート・デ・ブランのピカール家が融合し1996年に設立された「コラール・ピカール」世代や家族を超えて蓄積されたノウハウを継承しつつ、現代の技術を取り入れ洗練されたシャンパーニュを造っています。また、環境に配慮し減農薬農法を実践しています。
A.ベルジェール A.bergere
華やかなフラワーボトルのシャンパーニュ!
シャンパーニュの聖地、エペルネに拠を構える「A.ベルジェ―ル」元々はブドウ栽培農家として大手シャンパーニュメゾンへブドウを販売していましたが、1949年にアルベール・ベルジェ―ルがメゾンを立ち上げ、彼の息子と妻と共に事業を拡大しました。
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※公式HPより抜粋
生産者から話が聞ける
ワインイベントでは生産者が来場していることもあります。
このワインをどのような思いで作ったのか、どうやって飲んでほしいのか。
生産者さんは自分のワインがどのように思われるのかを直接聞くチャンスでもあります。
お話を伺ってからワインをのむとなぜこの味わいなのかがわかり
ものすごく納得して飲むことができます。
これは経験値としては記憶がしやすくなりますね。
個性あふれる生産者さんたちをご紹介します。
シャトージンコ
ボルドーの日本人女性醸造家として活躍する百合草梨沙さん。
彼女が手掛けるワインがシャトージンコです。
当日は百合草さん御本人がずっとアグレッシブに対応されてました。
あってみるとわかる。ものすごくパワフルなお方。
ワインを說明されるときはブースからでてきて熱く說明してくれます。
シャトー・ジンコのワインで大地の力強さを感じるワインがありました。
その名も「シャトー・ジンコ」
こちらは60年熟成出来るワインとのこと。これからが楽しみなワインでした。
ダイヤモンド酒造
日本の山梨県甲府のワイナリーで醸造家の雨宮吉男さん。
この方のお話はずっと聞いていられます。甲州種のワインが4種類。
ワインに残っている糖分と食事の関係について順番に説明してくれました。
軽快な語り口でわかりやすく伝えてくれます。
これは有料セミナーを聞いているかのような感覚でした。
おすすめは、天ぷらにめちゃくちゃあうというシャンテ Y,A 甲州樽発酵というワイン。
しっかりとした飲み口でふかみのある旨味。ほのかな樽の香りが天ぷらの衣と合いそうな美味しいワインでした。
フェルミエ
新潟のワイナリーが集まるワインコーストという場所があります。
マイクロワイナリーのフェルミエの本多孝さん。ものすごく物静かな方なのですが、ものすごくワイン造りへの愛を感じました。淡々とお話をされる中にしっかりと伝えたいという思いが伝わってきます。
「フェルミエ」とは農家製のワインという意味があるそうです。
ワインとは農産物であり自然を表すものであることが伝わってきました。
ここではめずらしいアルバリーニョというぶどうを使ったワインが印象的でした。
元々はスペインのリアス・バイシャス地方で栽培されていたぶどう。気候が新潟に似ています。そのなかでもフェルミエ エルヴォルカン アルバリーニョは酸味がフレッシュで独特の塩味、旨味が豊富なワインでした。
別名「海のワイン」とよばれ、魚介との相性は抜群。
破格の価格で購入できる
今回のワインフェスではメーカーやワイナリーから直接購入することができます。
その価格が破格なのです。
例えばフィリップ・ガメという名門シャンパーニュでは
9680円→5000円とほぼ半額です。
ドイツのファルツというメーカーでは 7480円→4000円!
普段では考えられない価格で購入できるワインフェスタはめちゃくちゃコスパがいいですね。
※価格は税込みで当日限定の価格です
次年度も開催⁉リカマンワインフェスタについて詳細
日時 :2022年6月25日(土)
第1部 11:00~12:30 第2部 13:00~14:30
第3部 15:00~16:30 第4部 17:00~18:30
※4部完全入替制 (各部最大500名)場所:リーガロイヤルホテル京都 2階 「春秋の間」
公式HPより
入場料:前売4,000円 当日4,500円
※前売ペア券は2枚で7,000円 とお買い得!
※お得な前売通し券(1+2部・2+3部・3+4部)も7,000円で販売。
※全て税込価格です。
※入場時には、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAの画面提示が必要です。
コロナ前は定期的に開催がありました。わたしも待ち望んでいたイベントでもあります。
来年もぜひ開催を待ち望んでいます!
最後に
ワインイベントでは沢山のワインを一度に味わう経験ができます。
色々なワインイベントに参加してあなたのワイン経験値を積んでいきませんか?
実際にのみくらべてわかることも沢山あります。また直接話しをきいてわかることもあります。
そして誰かにそれを伝えることもできます。
今年は色々なワインイベントにいってみませんか?
サイト紹介
ワイン・地酒・焼酎・ビールだけでなく、食品も豊富に取り揃えた酒屋リカマン。京都を中心に大阪や名古屋、九州にも展開されています。
毎月第3水曜日にオンライン飲み会「アッサンブラージュ」に参加しませんか?
参加ご希望のかたはこちらまで→ひかるのメッセンジャー
ワインに詳しくなりたいのではなく、ワインを楽しみたい人たちの集まりで、毎月第3水曜日の21:10からオンラインワイン会をしています。
同じ価値観を持ったメンバーを日本全国から募集しています!
『アッサンブラージュ』とは、ブレンドを表すワイン用語で、出来上がったワインを混ぜることで味わいのバランスを取ったり、複雑味を増す作業のこと。
様々な個性を持つメンバーがここに集まり、ブレンドされることによって複雑味のあるワインコミュニティにしていきたい・・・という願いを込めて名付けました。
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