みなさんこんにちは!毎日ワイン食堂ソムリエのひかるです。
お祝い席などでみかけるスパークリングワイン。
普段の生活では馴染みのないかたも多いのではないでしょうか?
実はスパークリングワインはどんな場面でも使える優れたワインなんです。
家に1本あるとこんないいことがあります
- どんな料理にもあうから迷わなくていい
- お客様が来たときにも間違いのないペアリングになる
- 食卓が華やかになる
これは持っておいた方がいいワインですね。
今日はおすすめスパークリングワインからグッズまでをご紹介します!
1本あるとなにかと重宝するよ!
これからの季節にもいいわね!!
スパークリングワインを選ぶコツ
よく聞くシャンパンとはフランスのシャンパーニュ村で造られた規定をみたしたスパークリングワインです。国や地域で呼び方や作り方も変わってきます。
ここでは初心者の方でもわかりやすく分類してみました。
※実際にはもっと細かい分類や種類がありますが省略しています。ご了承下さい。
フランス
スパークリングワインの総称は「ヴァン・ムスー」
- シャンパン:シャンパーニュ地方で造られる瓶内二次発酵スパークリングワイン
- クレマン:特定の地域で造られる瓶内二次発酵スパークリングワイン
一次発酵を終えたワインを瓶に詰めて、その中で二次発酵をさせて炭酸ガスを発生させる事
泡が細かく口当たりがクリーミーなのが特徴
※上記以外はヴァン・ムスーとだけ表記されるよ
イタリア
スパークリングワインの総称は「スプマンテ」
- プロセッコ:イタリアの北部に位置するヴェネト州でシャルマ方式(タンク内二次発酵)で造られる規定をみたしたスパークリングワイン。 ぶどう由来のフレッシュでフルーティ、軽やかな味わいが特徴のワイン。
- アスティ:ピエモンテ州で造られる主にアスティ方式で造られる規定をみたした甘口のスパークリングワイン。
- フランチャコルタ:ロンバルディア州東部のフランココルタ地域で、瓶内2次発酵方式で造られる規定をみたしたスパークリングワインです。
圧搾した果汁をタンクで冷やしておき、酵母を加えて果汁の温度を上げる。発酵により炭酸ガスを発生させる、二次発酵のないスパークリングワイン。フレッシュな味わいになるのが特徴
※上記以外はスプマンテとだけ表記されるよ
スペイン
スパークリングワインの総称は「エスプーモ」
- カヴァ:スペインで造られる瓶内二次発酵のスパークリングワイン。
※上記以外はエスプーモとだけ表記されるよ
ドイツ
スパークリングワインの総称は「シャウムヴァイン」
- ゼクト:ブレンドしたワインを用いることができる規定を満たした微発泡性ワイン。
※上記以外はシャウムヴァインとだけ表記されるよ
おすすめのスパークリングワイン9選はこれだ!!
ひかるのおすすめやWebでみつけた美味しいスパークリング10選を公開!
高畠ワイナリー 嘉
美味しい日本のスパークリングを探していたときに見つけた1本。
これは和食と合わせてほしいワインです。特徴は
- 瓶内発酵のきめ細かい泡
- 旨味を含んだ酸味で和食との相性バツグン
きめ細かい泡と旨味を含んだ酸味が美味いと感じるスパークリングワイン。
1892円と買い求めやすいお値段でいてデザインも高級感があってちょっとしたプレゼントにもいいですね。
私は妻のプレゼントで購入しました!
Happy Birth Day!!
arigatou!!
ドゥラモット ブリュット
安くて美味しいシャンパンと言われて真っ先に思い出すのがドゥラモットです。
このワイン、実はすごいシャンパンなのです。その訳は
最高の基準を満たすぶどうが取れたときしか造らない幻のシャンパン「サロン」
ここ100年で生産されたのは37種類のみ。「サロン」を造らない年ブドウはこのドゥラモットとしてリリースされます。
「サロン」の発売されている最終ヴィンテージは2012年価格は約20万円ほど対してドゥラモットは4千円代から買えるます。
これは買わないともったいないくらいのワインだと思います。
味わいはいうまでもなく1級品です!これがあればどや顔できますね。
グラハムベック
最近ファンの多いスパークリングといえばこちらです!
実際に飲むと泡の細かさはクリームを感じ、深い香ばしさがあります。
別名南アフリカ産のシャンパーニュといわれるグラハムベックのワイン。
南アフリカのシャンパーニュと言われる理由
- 醸造施設はすべてシャンパーニュから仕入れた(シャンパンと同じ条件で醸造している)
- 収穫後30分以内にプレス(酸化を防止しフレッシュさを保ち、且つ繊細な泡を産み出す為)
- モエ・シャンドンなどで醸造を学んだ泡職人
醸造家のピーター・フェレイラ氏の血は泡でできていると言われるほど、泡の質にこだわっています。
完璧なバブルを追求する中で、私たちは品質と差別化の点で一貫して水準を上げるよう努めています。グラハムベックでは、卓越したスパークリングワインを作るという昔ながらの伝統に従っています。私たちの情熱と誇りは、その過程のすべての細心の注意を払って輝いています。
In our pursuit of the perfect bubble we strive to consistently raise the bar in terms of quality and distinction. At Graham Beck we follow the time-honoured traditions of crafting outstanding sparkling wines – our passion and pride shine through in every meticulous step along the way.
グラハムベック公式HPより
モンムソー クレマン ド ロワール
このクレマンというスパークリングワインはフランスの特定の地方に限られていますが
こちらのクレマン・ド・ロワールは
覚えておいて損のないワインです。それはクレマンの特徴にあります。
- 瓶内二次発酵でシャンパンより気圧が低いく、優しく繊細な泡(強い炭酸が苦手な人でも大丈夫)
- 価格がお手頃なものが多い
- 実はANAファーストクラスのウェルカムドリンクに採用された
フランス産でこだわりの造り手も多く、色々な地方のクレマンを試してみたいですね。
- クレマン ・ド・ブルゴーニュ(ブルゴーニュ地方)
- クレマン・ド・ボルドー(ボルドー地方)
- クレマン ・ダルザス(アルザス地方)
- クレマン・ド・リムー(ラングドック地方)
- クレマン・ド・ディー(ローヌ地方)
- クレマン・デュ・ジュラ(ジュラ地方)
- クレマン・ド・サヴォア(サヴォア地方)
ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ
こちらはフランスのクレマン・ド・ブルゴーニュ
日本人だからこそ是非飲んでほしいワインなんです!
それは日本人醸造家、仲田晃司氏が造るワインだからです。
日本人でワイン造りを本場フランスでが造っていると聞いて思わず購入しました!
仲田さんはブルゴーニュでおそらく一番有名な醸造家アンリ・ジャイエ氏に認められた造り手さんです。
日本人醸造家が造り出す、辛口クレマン・ド・ブルゴーニュ。ふくよかな果実のコク、バランスの取れた心地良い味わいは誰もが美味しいと思えるスパークリングワインでした。
アンリ・ジャイエ氏の伝説のワイン、値段にビックリ!!
Henri Jayer アンリ・ジャイエ Vosne Romanee 1er Cros-Parantoux [1992]1500mlヴォーヌ・ロマネ 1er クロ・パラントゥ[1992]1500ml
もっと気軽な近くで買えるコスパワイン
もっとコスパのいいワインはないの?そう思ったあなたに
最近スーパーやネットで見つけたお手軽スパークリングワインを購入して飲んでみました!
やっぱり安くていいものは嬉しいですよね。
アンドリュー ピース シャルドネ ピノ・ノワール
輸入食料品店カルディで1097円で販売していましたが、価格から言って超コスパよしのワイン。
さわやかなレモンのフレーバーが心地よく泡も繊細なスパークリングワイン。
オーストラリア産で太陽と大地を連想する力強いワインでした。
安価なスパークリングは泡が粗いものが多いですがこちらは繊細な細かい泡
味わいもバランスがいいのでこれは買い!
香ばしさもありスモークした魚介とも相性がよさそうです。
コンテドール スプマンテ グラン・キュヴェ ブリュット ロゼ
同じくカルディで987円購入したイタリアのロゼスプマンテ。
これも泡立ちが細かく上質なスパークリングでした。そしてなんにでも合わせられるロゼ
この日は中華であっさり目の野菜炒めからがっつりの餃子まで
赤い果実のベリー感と酸味は中華の旨味と相性がよし!
ロゼ×スパークリングは万能な組み合わせだと実感できたペアリングでした。
ファレスコ アニータ
これもカルディで1,628円で購入したイタリアのスプマンテ。
販売棚のPOPに「まるで生ぶどう」と書いてあったのにつられて購入しました!
さあ飲んだ感想は
ぶどうですね!デラウェア食べてるみたいな感じです。
エドネ キュベ マリア ブリュット
こちらはWebで見つけた多くのネットワイン民をうならせるワイン。
もはやシャンパンとの呼び声も高いです。
これには訳があります。
- 瓶内二次発酵(シャンパンと一緒)
- シャンパン造ってた人がコンサルタント
- シャルドネ100%(シャンパンではブラン・ド・ブランといって高級)
- 長期熟成18ヶ月(カヴァで9ヶ月以上、シャンパンで12ヶ月以上が規定)
そして価格は2千円でおつりのくる、1千円台です。
これケースでもいいくらいの値段ですね。ストック用に是非おすすめ!
どうやって飲む?グラスは専用がいいね
スパークリングワインを飲むグラスは小さめのワイングラスでもOK
よく背の高いフルートガラスと呼ばれるグラスがありますが
ひかるのおすすめは小ぶりのワイングラス。泡立ちは少ないですが香りが楽しめるので気に入ってます。
泡を感じたい人はシャンパン様の背の高いフルートグラスを使うのがいいですね。
香りも適度に立ち上り泡もしっかりと感じられるのでおすすめです。
普通のコップは絶対にNG
液面の面積が大きく泡がすぐになくなるのと一気に口に流れ込むときにさらになくなり
スパークリングの魅力の泡が弱くなってしまいます。
又、香りもすぐに飛んでいくのでNG
余ったらどうしよう?
スパークリングを飲んでも余れば冷めてしまうしどうしようなんて思いませんか?
大丈夫です。クラースリーブがあれば場所を取らずに保冷ができます。
泡の鮮度を保つシャンパンストッパーもあるので安心です。
万が一その日のうちに飲みきれなくても
2,3日であれば泡が弱まりますが十分な飲みごたえがあります。
最後に
スパークリングは使い勝手のいいワインです。価格帯も様々なので
シーンにあわせて飲んでみて下さいね。今日も良いワインライフを!
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もっと増やしていきたいわね!
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